商社の飲みはハード?!現役専門商社マンが解説する会社の飲み会事情

業界研究
職活動で企業研究をするなかで、
気になることの一つに
志望企業の「飲み会」がどのようなものか
ということが上がると思います。
僕が多くの就活生からOB訪問を受ける際に
聞かれることも多い質問です。
特に
商社=飲み会が多い?
というイメージが強いようで
商社志望の就活生から
飲み会の実態について聞かれます。
この記事では、
・僕が現在働いている専門商社での飲み会
・これまで働いた企業では、どのような飲み会があったか
・会社の飲み会のメリット・デメリット
について書いていきます。
また、前提として僕自身は
飲める量は少ないですが、
飲むことは好きな人間です。
飲みが好きでない方からすると
理解できないことも書いているかもしれませんので
ご了承ください。
結論から言うと、
「会社や部署による」です。
これを言ってしまうと、
この記事を読む意味がなくなってしまうので
実際に僕が体験してきた、
いくつかの会社での飲み会の例を
いくつか紹介します。

例1 生産ライン設計・製作メーカー

まずは僕が最初に働いていた会社の例です。
毎日忙しくて、飲みに行ったのは
自分の送別会の1回だけでした。
平日は22時まで残業がデフォルト、
週1回のノー残業デーは定時で帰る、
土日のどちらかは2週に1回は出社、
という生活をしていました。
会社全体を見ても「飲み会」というものが無かったと思います。
会社の人とは仕事だけの付き合いで、
会社を出たら全く交流が無かったです。
飲み会が無い、と同時に
社内の交流もほぼ無いという
かなり特別な例でした。

例2 半導体製造装置メーカー

続いては半導体業界で働いていた時の例です。
歓送迎会、忘年会などのイベントでは必ず飲みがありました。
それも、
部署全体(30人くらい)
担当チーム全体(10人弱くらい)
近い担当者(3人)
といった各規模でイベント毎の飲みがあったので
多い方だったと思います。
一番大きい規模だと
部署全体で温泉旅館で
1泊飲みということもありました。
さらに、イベント以外でも
ノー残業デーの水曜や週末の華金に
仕事帰りに突発的に
数名or1対1の飲みもありました。
さらにさらに、たまたま近所に住んでいた上司から
業務中に「今日いける?」みたいなチャットが飛んできて
仕事が終わったら近所の飲み屋に繰り出し
スナック・パブ・カラオケなどをハシゴする
ということも日常的でした。
飲みは多かったですが、
飲まされるようなことはなく
お酒が弱い僕も楽しめていました。
また、日常的にお酒を交えた
コミュニケーションをしているので
仕事の中でも相談がしやすかったり
ぶっちゃけた話がしやすく、
働きやすい環境だったと思います。

例3 商社(現職)

最後に現職の専門商社の例です。
歓送迎会や忘年会、仕事の区切りのタイミング
などで飲み会はありますが
それ以外は日常的に飲む機会はほぼ無いです。
他には泊まりの出張先で
夕飯を食べながら少し飲むことはありますが
飲み会という感じではないです。
また、たまに飲む機会があっても
食事もしながら嗜む感じであり
所謂、「商社=飲み」というイメージからは
かけ離れていると思います。
おそらく、僕の部署においては
ご家庭のある人が多いので
急に「今日飲みに行こう」みたいなことや
連日飲みに行く、ということが
難しいのかと思います。
こういった点からも、
会社や部署によって
飲み会がどれだけ行われるかは
違うことがわかるかと思います。

飲み会について昔と比べて思う事

僕が社会人になりたての頃とくらべて
何となく会社の飲み会は減る傾向であったり
豪快に飲む風潮は和らいでいる印象があります。
と言うのも、ここ10年くらいで
パワハラ、モラハラ、アルハラ
といった、ハラスメントや
コンプライアンスが取り沙汰されることが増えました。
さらに拍車をかけるように、
コロナ渦に突入して
外に出てお酒を飲むことが難しい時期がありました。
このような流れから
業界を問わず、飲み会自体が減り
飲むときも落ち着いて飲むことの方が多くなったかと思います。
ただし、上記の例からわかるように
会社や部署の人によって
飲み会の文化は異なります。
人次第で会社の飲み会は変わると思いますので
会社に入ってからどんな飲みがあるかを知りたい人は
志望する会社の人たちが
飲み好きかどうかは知っておくほうが良いでしょう。

接待

会社の飲み会とセットでイメージするものが
接待だと思います。
学生さんには馴染のないものなので
なんとなく、
社会人・営業=接待
のようなイメージがあるかもしれません。
しかし、僕はこれまで前職での駐在・請負を含めて
6社で働いた経験がありますが
接待をした経験も、された経験もありません。
会社によっては接待を受けることを
禁止している会社もありました
また、お役所をお客さんとして仕事をする場合、
接待をすることはほとんどありませんでした。
国や自治体などのお役所の方々が
特定の1社と特別に仲良くなってしまうのも良くないのでしょう。
なので、僕個人の体験としては
社会人になってから、接待とは無縁です。

会社飲み会のメリット・デメリット

最後に、
会社の飲み会の
メリット・デメリットをまとめます。

メリット

ぶっちゃけた意見を聴ける

会社の上司が
どんな想いで仕事をしているか
これまでどんな経験をしてきたか

といったことを聴けるのは勉強になります。

ぶっちゃけた本音を言える

自分が仕事で思うことを話す機会はあまりないので、
飲みの中であれば話しやすかったりします。
ただし、飲み会で話した意見が
実際に仕事で採用されることは稀です。

仕事をしやすい関係性づくりのキッカケになる

上記2点のような話を出来ていることで、
僕は、先輩・上司に仕事の相談を
しやすくなることが多かったです。
と言いますのも、
それまでは、
「こんな質問しても良いのかな」
「わざわざ質問するのも億劫だな」
と感じていたことも
少しハードルが下がって聞きやすくなったりします
そういう意味で、
会社の飲み会が
仕事をしやすい関係づくり
のキッカケになったと思います。

デメリット

説教される

特に、年齢が近い先輩からは
普段思っているけれど、
わざわざ言っていないことが溜まっていたりして
飲み会のタイミングで説教される時間になったりもします。
「業務時間外なんだから、
止めてほしいな、、、」
と思うこともありましたが、
これも、ありがたい意見として
受け取るのも仕事でしょう。

直接的に成果に繋がらないこともある

色んな話ができて、有意義ではありますが
それが直接仕事の成果になるかというと別の話です。
人によっては、
会社や他人の愚痴を言う人もいますので
必ずしも生産的な時間を過ごせるかというと
そうでないこともあります。
以上、会社の飲みについて書いてみました。
これから社会人になる人にとって

参考になればと思います。

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